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ご挨拶

平素より格別のご支援ご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

この度、シライ電子工業株式会社の代表取締役社長に選任され就任致しました五藤 学でございます。

私は、2019年、当社の財政状態及び経営成績が危機的状況に陥った時に、会社経営の根本から見直し、経営の根本と向き合うことを信念に経営構造改革を先導して参りました。

その結果、様々な困難を役員・従業員が一枚岩となり、チームワークで乗り越え、結果として業績をV字回復させることができ、シライ電子工業の底力を組織全体に共有することができました。プリント配線板事業を軸に盤石で安定した利益を捻出し、その利益を新規の事業にどのように配分していくかの道筋をつけたと考えております。

営業、製造、技術・品質保証、管理部門等様々な立場の役員・従業員が多様な意見を出し合い、意見を可能な限りブレンドし、それぞれのリーダーが決断をしていくことを繰り返す。変化が激しく先行きに不確実性を有する昨今において、時には失敗をする事もございますが、失敗とどのように向き合うか、失敗をどのように前向きに捉えるかを絶えず継続すれば、その失敗は経験に変えることができます。

何事もまずは会社のために前向きに捉える。前向きに捉えるだけで、従業員1人1人ができない理由ではなく、できる理由を模索し、結果として大きな付加価値を会社にもたらすことになります。

それが可能となるための最大の要素は当社のガバナンスが健全に機能し、役員と従業員が一枚岩になることです。チームワークこそが当社の最大の強みであり、全員野球と情熱でシライ電子工業を前に進めていく所存です。

シライ電子工業は、創業以来50年以上に亘って、プリント配線板のトータルメーカーとして、両面・多層基板の製造・販売を中心に、高付加価値基板の開発・販売等も行う事で、お客様の「新たな価値」を創造する事に専念して参りました。シライ電子工業の創業以来引き継がれる伝統や経営理念は大切に引き継ぎながら、変わりゆく経営環境には「対応力」の速さで、プリント配線板事業をコア事業として再定義し、コア事業において盤石で安定した利益を土台に、今までにない事業にも挑戦し、更なる発展に努めて参りますので、何卒、ご指導ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。

座右の銘である「薩摩の教え」を胸に秘め、持ち前の熱い思いで進めて参ります。

シライ電子工業株式会社
代表取締役社長
五藤 学

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